看護研究の目的って?
看護研究の目的は「技術の有用性を裏付けるためにエビデンスを得ること」
「意味のないケアを排除すること」の2つです。
技術の有用性を裏付けるためにエビデンスを得ることで、確かな技術へと変わっていき、看護ケアの質の向上に役立っていると考えられています。また、裏づけがなく行ってきたケアや経験的に有用であると思われているケアなどの根拠がないケアを排除することで、医療事故などを防ぐことにも繋がります。
技術の有用性を裏付けるためにエビデンスを得ることで、確かな技術へと変わっていき、看護ケアの質の向上に役立っていると考えられています。
「臨床で行う看護研究」のスライドをページにリンクさせています。
ぜひ、ダウンロードしてご確認ください。
臨床で行う看護研究
どんなことが看護研究のテーマになるの?
看護研究の目的を理解した上で、どんなことが看護研究のテーマになるのか考えてみましょう。
みなさんの中には看護研究をとても高尚なもののように捉えてはいませんか?
実はそんなことはありません!
看護研究のテーマは「日常の看護ケアから」
「仲間との議論から」
「発表された研究から」などで良いのです。
日常の素朴な疑問から問題を抽出し、テーマとする方が実践でのケアに結びつけやすく非常に効果的にだと言えます。
大事なことは適切な疑問を持つことです。
「なぜ」を看護研究へ
日常の素朴な疑問からテーマを決定し、実際に看護研究を行います。
詳しいやり方については、本サイト内の 「看護研究ってどうやるの?」で丁寧に解説しています。
「看護研究ってどうやるの?」
注意しなければならないことは、研究動機、目的と内容が合致していることと、主観的内容ではなく、結果から導きましょう。
エビデンスの創出
こういった看護研究の成果は自身のエビデンスとなっていきます。
研究成果の蓄積が看護ケアの質を向上させ、より良いケアを患者さんに行うためのものになっていきます。
自身のためにも、患者さんのためにもこれからも看護研究に取り組んでいきましょう。
本サイトでは、岩手県立大学看護学部の一部の研究成果を公開、解説しております。
主に「薬剤の血管外漏出」「グリセリン浣腸」「筋肉内注射」などの情報や論文を扱っています。
ぜひ、「本学提供のエビデンス」をご確認ください。